キーホルダーキット・カシメ式

Posted by LeatherCraft.jp (2022/10/19)

キーリングなどを通してカシメ留めするタイプのキーホルダーの作り方を紹介します。

1.

希望の形に裁断した革と金具を用意します。
ここでは、レザークラフト・ドット・ジェーピーのキット品「 キーホルダーキット<ハワイアン柄> 」を使います。

金具は、25 mmサイズの押二重リングと両面足長カシメ(中)を用意しています。
キットの革には、カシメを差し込む直径3.0 mm程度の穴があいていますが、自身で革を用意する場合は、ハトメ抜きで穴をあけてください。

2.

ヘリ落としでコバ(革の断面)の面取りをします。
ここでは、ヘリ落としNo.1を使っています。

3.

トコノールやトコプロなどの処理剤を使って、革の床面(裏面)とコバを仕上げておきます。

4.

タオルなどで適量を塗布したあと、まんべんなく革に擦り込みます。
半乾きになったところで、タオルの乾いた部分で磨いてください。
スリッカーなどのコバ磨き工具を使うとより効果的です。

5.

LCSPコートなどのコバ仕上げ剤をコバ面だけに塗布します。
フォームブラッシュなどの工具があると便利です。

これによりコバが保護されて耐久性が増します。
仕上げ剤が完全に乾いてから、スリッカーなどで磨くことで、よりきれいに仕上がります。

6.

カシメを留めるための工具を用意します。
ここでは、カシメ打ち(中)と万能打ち台、革槌を使います。

7.

革パーツに押二重リングを通します。

8.

両面カシメを穴に差し込んでから、指で軽く押して仮留めしておきます。
万能打ち台を用意して、カシメのサイズにあった穴の上にセットします。

9.

カシメ打ちを垂直にあてたまま、少しずつ槌(つち)で打ち込んでカシメを固定します。

10.

カシメがしっかり留まっていることを確認したら完成です。
打ち込みが足りずカシメが回るようなら、もう少し打ち増しをしてください。

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