コインケース

Posted by レザークラフトデルソル (2014/01/18)

小銭が見やすく取り出しやすい箱型コインケース。1.5mmハーマンオークレザーで製作しました。

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今回はコインケースを作ってみました。

型紙と革を用意します。

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型紙を革にトレースします。銀ペンでトレースする事が多いと思いますが、AWLを使いました。目打ちのような物です。この方が細い線を引くのに便利です。

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パーツ全てを切り出しました。

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サイド部分の加工です。先ず革を湿らせ鉄筆又はヘラ等でラインを引きます。この時薄っすらと引くのではなく、しっかりと引き、全て谷折りで形を付けます。

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後で磨きにくい箇所は先に磨いておきます。

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このようになりました。カッティングで模様を施しましたが、スポッツなんかで装飾しても綺麗ですね。

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本体裏面の両端に革を貼り付けます。強度が出ます。見える部分はトコガムを使用しました。

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後でコバ処理もしにくくなるので今のうちに処理します。

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側面を本体に貼り合わせる準備をします。本体にサイドの縫い代を合わせ表面に記しを付けます。両方やります。

本体にサイドが当たる所が3箇所ありますが、全てに記しをつけます。

菱目で穴の位置を決めますが、殆どの場合穴の間隔が合わなくなると思います。両サイドから菱目打ちで位置決めして合わない時は一本目を使いつじつまを合わせていきます。なるべく両サイドから離れた位置からのほうが綺麗にまとまるかと思います。

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ホックのオスを付けます。

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両サイドを貼り合わせ、位置決めしたところから菱ギリで一つ一つ穴を開けていきます。

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同様に下になる部分も貼り合わせて菱ギリで穴を開けます。

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こんな感じになります。残りの部分も同様に貼り合わせていきます。穴開けですが、本体が立体になってきていますので、机の角とかでやると作業がやりやすいかと思います。

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ホックのメス部を取り付けます。蓋を閉じ、オスの部分をギュッと押し付けあとつけます。ハトメ抜きで穴を開け取り付けます。

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こんな感じになりました。

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ステッチです。シニュー糸を使いました。今回は小物なので、糸を裂いてつかいました。箱型なのでおさえておくのが大変かと思いますが色々駆使して頑張りました。

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仕上げのコバ磨きに入ります。カンナ、ドレッサー、ヤスリと使いました。この下処理が大事ですね。

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コバにはトコノール等で磨きます。磨く道具として、帆布を使いました。以前はヘチマを使っていたのですが、帆布もなかなか綺麗に仕上がると思います。

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完成です。

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